・・・・いろいろ実験室 ・・・・・

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・・無駄になってもへたくそでも何かを作ると新しい発見が・・

■電池でうごくカラーPDAのZAURUSMI-310にViser用の4つ折キーボード(Targus)をつけてみました。

 可能になったのは「トラップの軟骨部屋」さんのおかげです。キーコード表など詳しい資料が

 ありますので是非興味ある方は覗いてみてください。

  ちなみに私はウルトラ不器用でハンダ付けなどは超苦手!それでも作成はできました

  ので誰でもできると思いますよ。・・・(~_~;)

 1. 全体の写真図

  MI-310(カラーポケット)+接続コード+Targusキーボードで「かえで」

  を動かしている。

 2.主な部品

 

 私が使用した変換ケーブルを作成するための主なパーツです。

 ・PIC1F84-10/P

 ・10MHzの発振子(左上)

 ・コンデンサー 20pf程度を2つ

 ・18PINソケット

 ・接続ソケットを作るためのパーツ(右上)

*ここまでで予備をいくつか購入しても1000円程度です。しかし、ザウルスとの接続

 コードはシャープから取り寄せました。田舎に住む私にはこれが一番高価で代引き

 価格全てこみで3990円でした。注文してから4日ほどで届きました。

 3. キーボードとの接続部分の作成

 ハンダ付けが苦手ということもありなるべくハンダは使わず、かつキーボードはいつでも

 そのままバイザーに利用できるようにキーボードとの接続コネクタを作成しました。

  上の写真はキーボードの接続部分の裏面です。バイザーを支える柱を引き出すと金色

 に光っている金具部分があります。ここにはピンの数だけ穴があいているので当初はここ

 に接続を考えてケーブル接続用のコネクタを加工し、足の部分をさしこめばいいだろうと

 考えました。このコネクタはちょうど穴との間隔がぴったりでテスタで の電通 テストもOK

 でうまくいくはずでした。(~_~;)

  ところがシャープからケーブルが到着して仮テストのところまでは完璧(~o~)だったのですが

 実際に箱にいれて使用していると「1.1.1.1.1.1.1.1.」と1の連続が打ち込まれてしまいます。

 何か基盤がおかしいのかと思いチェックしましたが特に問題はなく、原因は接続部分にあり

 ました。キーボードをたたく振動でピンとの間に接触不良がおきるのです。キーボードとの

 接続はかなりしっかりした安定なものを考えないといけないということになりました。

 そこで240円ほどで購入した電源ケーブルの接続コネクタを利用することにしました。

 上写真上部がその加工前の姿です。このプラスチックを切ってピンを通しコードにつけ

 ます。完成したのが上の写真下部です。ミソはピンにくぼみをつけることです。

 ちょっと見にくいかもしれません(10円玉横)がラジオペンチでピンをくの字にまげて

 ある様子です。

 上の写真ではよく見えませんがキーボードのコネクタ部分の表は金属部分が谷ような

 くぼみに加工されています。ここにくの字の部分がおさまれば安定するだろうと考えました。

 そこで上の写真のようにプラスチックに3本のピンをさし、くの字に加工、反対側もピン抜け

 防止のため金具をつけました。これをキーボードにさしこむとカチッツと安定します。とる時は

 プラスチックを上に引き上げると容易にはずれます。横に引っ張る力には結構耐えます。

3. PICボックス内部と使わなかったケーブルコネクタ部品(上部)

  トラップさんのHPにあるようにハンダ付けの得意な人なら基盤がなくてもじかに

  加工ができると思いますが私は上の写真にあるような基盤にパーツをハンダ付け

  しました。使用しているボックスも含めて日本橋の1つの電子部品店で手に入ります。

4.ロム焼き

   Windows2000上でMicrochip社のPICSTART Plusを利用し、トラップさんのHEX

  ファイルをPIC1F84-10/Pに焼きました。既にHEXファイルがあるのであっさりと終わる

  作業です。トラップさんに感謝(~o~)

5.使用感・その他

  問題なのはPCに慣れている筆者の違和感として

    ・漢字採用時にエンターキーを押すと改行してしまう。

    ・画面直接入力ができない。

    ・カタカナの変換にこつがいる。

  が主だったところですが、十分会議や講義記録につかえるかと思います。Zaurusの

  方もキーボードに対応してキーボードからも全て操作ができるようになるといいのですが・・。

 最後におまけとして筆者の所有しているコンパクトキーボードの一覧です

 上左がMK32、NECのモバイルギアです。POCKETBSDが動いています。

 会議録には便利で今回のZaurus+TargusKBでこれよりよくなるかと期待

 しましたが現在のところ入力効率はMK32+Muleが少し上でしょうか。

 上部右は元祖モバイルPC、HewlettPackerd社の200LXです。

 真中は最近購入したPFUのHppyHackingです。慣れると病みつきになりそうです。

 そして下が今回のTargusキーボードです。少々柔らかいですがデザインはThinkPad

 ににていてまとまっているし、タッチもしっかりしています。何より4つ折のギミックが

 売りでしょう。ただ上で見てわかるように広げると結構スペースをとります。

●参考リンク

  Microchip PIC、ROMライタ、関係ソフト、データ

  TargusJapan 4つ折キーボードメーカー

  トラップ軟骨部屋  トラップさんのHP、他にもZaurusをネットワークにつながるなど詳細な資料がある。